2017年度新宿区協働事業の第4回を、8月26日(日)に新宿コズミックスポーツセンターで開催しました。

今回は保護者・大人向けのセミナーとして、プロ野球選手やJリーガーなどにも指導をされているスプリントコーチの秋本真吾さんを講師にお迎えし開催しました。

足が速い人の特徴とは?走るのに一番大事なことはどんなことか?怪我との関連性は?セミナーと実践指導という形で一つ一つの疑問にお答えいただきました。

セミナー

 

セミナーでは今まで秋本さんが指導されてきたプロアスリートから幼稚園の子ども達まで足が速い人の特徴や、トレーニング中に肉離れを起こしてしまった原因や走り方など、写真や映像を使いながら説明いただきました。短距離・長距離に関わらず、姿勢や地面への足の着き方で負荷のかかり方が大きく変わることや、100m走のゴールまでのスピートをグラフ化したデータなど、数字に落とし込んでの説明もわかりやすく、参加者の方が大きく頷いていたのが印象的でした。

実践指導

 

まずはウォーミングアップからということで、動的ストレッチ実施していただきました。走るときに大事な筋肉をほぐし、可動域を広げケガの防止に繋げます。止まった状態で筋肉をゆっくり伸ばす静的ストレッチは運動後の疲労回復などには有効ですが、走る前などにやりすぎると筋肉が緩み過ぎてしまい本来の力が出せないことにも繋がるので注意しましょう。

走るために一番欠かせないのが綺麗な姿勢でした。普段みなさんはどれくらい意識していますか?スマホやパソコンが普及した現代では、常に前かがみの状態になっていることが多くこれが子ども達の猫背や姿勢悪化にも繋がっていると言います。頭の先から串をさした状態を想像し、その串が折れないように意識してみることが大事でした。

 

腕振りや足のつき方についても大事なポイントを教わりました。闇雲に降るのではなく肘がどういう状態になっていましたか?足が地面につく際は缶を上から踏み潰す感覚でしたね?まずは意識してどれくらいできるようになりましたか?

 

実際に自分が走っている姿をその場で確認もしました。自分のイメージと客観的に映像でみるのではやはり違いがあるようで、すぐにイメージを修正できるのはとても良かったですね。最後にスタートの練習をし、笛の合図に合わせて走っていただき終了となりました。

質問の時間にはかなり具体的な内容が多く、実践指導の練習姿勢と合わせ、参加者の方の熱意が伝わる会となりました。スポーツをする子ども達だけでなく、そこに関わる多くの大人達の姿勢や伝える内容が変わると、より多くの子ども達の可能性の最大化にも繋がってくると信じております。

今後も大人向けのセミナーを開催してまいりますので、多くの皆様のご参加お待ちしております。