2016年度新宿区協働事業の第8回を、11月9日(水)に牛込箪笥地域センターで行いました。

5月と10月に行った指導者・保護者向けの第3弾で、今回はスポーツ栄養の観点から普段食育ゲームを行っている大妻女子大学の川口美喜子教授に食育セミナーとして調理実習と講義を行っていただきました。

調理実習

事前にリクエストをいただいていた食材を使った調理の中で、仕込みが必要なご飯と鶏肉については先生が実践する形で始まりました。分量などは各ご家庭に合わせて自由に変えて作っていただきたいということや、作っていく中でのポイントを織り交ぜながらの実習となりました。

短い時間での調理のためスープ、里芋と小松菜の炒め煮、椎茸のバター焼の3箇所に分かれてそれぞれ調理いただきました。調理中は食事の際のバランスを考えつつ、旬の食材や家にありそうな食材でこんな代替も出来ますよといったお話しも聞きながら、みなさん手際よく調理されていました。

乾物や冷凍野菜などそれぞれリクエストいただいた食材を使いながらもあっという間に完成。途中どんな味になるかな?と言っていたスープも無事に完成し、それぞれ器に盛って食事をしながらのセミナーへと移っていきました。

セミナー

 

それぞれ子ども達の身長・体重から1日に必要なカロリー数を割り出し、実際に保護者の方が摂取しているカロリー数を朝昼晩の食事量や間食などから体感値として摂取できているか?では、その食事の中身はバランスが取れているか?といったお話しからしていただきました。

 

そもそも何で食事をするのか?子ども達の体は成長期にどういった変化が起きているのか?運動している時に筋肉や栄養はどのように使われているのかといったお話しや、食育で全部を変えるのではなく何から取り組んでいけば良いのかなど、みなさんの疑問にひとつずつ答えていきました。

成長期の子ども達にとって何が大切なのか?そもそも食事は何のためにしているのか?生活習慣や成長スピード、筋肉のつき方など全員違うのが当たり前です。それぞれ無理のない形で少しずつ変えながら子ども達と一緒に考え取組んでもらえればと思います。